登校拒否の娘を救う
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親の懺悔が登校拒否の娘を救う (61歳男性・愛知県)

 私どもは、昭和43年3月10日に結婚しました。子供も授かり、幸せな人生でしたが、長女が中学2年の頃、登校拒否になり、一転して家庭の中が荒れ始めました。父親が甘いから娘が学校に行かないのだと妻にいわれ、思わず怒って殴ったりしました。

 娘は学校の部活でイジメにあい苦しみましたが、高等学校へは行きたいと私どもに申しておりました。それから3年生の12月までは長く、苦しい辛い日々が続きました。

 妻は自殺まで考えていましたが、時には木曽川まで自転車で行くのにはビックリしました。『今一度夫婦で頑張ってやろう。どうしてもダメなら俺も一緒に死のう』と約束しました。

 そんなある日、教会の先生から、「子供を拝んだことがあるか」と尋ねられました。それまで子供を拝んだこともなく、恥ずかしい思いをしました。

 親が通った道を子は通るといいます。私も小学生の頃、腎臓の病気で学校を4カ月くらい休んだことはありますが、形が違うだけで同じことなのだと思います。

 毎月1日にお参りをするその経文の一節、「今この多聞天王にすべてをかけて念ずれば一切諸願ことごとく思いにしたがえ満てたまう」と唱えたときに思わず涙がこぼれ落ち、『子供はわるくない。皆親の罪で修行するのだ』と悟り、心が晴れました。

 3年生の12月10日頃に学校から電話がありました。校長先生が相談したいとのこと。さっそく学校へ行き面談すると、校長先生は指導要録を見ながら、「おしい、このままでは!」といわれました。

 約2年間の登校拒否で高校は無理ではと思っていましたが、明日からでも学校へ来てもらえば私立の高校をお世話しますといわれました。お陰様で(これが変化の菩薩なのかと感謝しながら)、家に帰って娘にその旨を伝えて励まし登校させました。高校を卒業し、大学へ進み、今は就職しています。誠に有り難いことであります。

 仏様は、いまだ苦を離れざるものには、苦を離れしめ、いまだ楽を得ざるものには楽を得せしめといわれます。毎月20日にご法座を勤めさせていただき、できないながらも仏を信じ精進のお陰様で私共も娘も救われました。今は家中、感謝の気持ちでいっぱいです。

 仏が衆生を見ると苦の海でもがき苦しんでいる。だからわざとこの身を現さず、衆生の恋慕渇仰の心が強く沸き上がるのを待って教えを説くのである。これが仏の神通力である!

 過去を振り返れば、諸法実相の教えの通りと悟り、仏の慈悲と御先祖様のお徳に感謝し、なお精進努力させていただきます。

              合掌

 

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