御聖火堂建立趣意書
ホーム 上へ 交通のご案内 お問い合わせ先 大乗教の沿革 杉山辰子教祖 教祖聖地臥龍山 総本山散策 大乗教インド別院 Buddhist Temple 書籍のご案内 月刊誌 大乗教青年部 国際ボランティア会 モバイル 行事案内 リンク 被災地支援 霊山安立廟

 


<完成イメージ図。建立予定地は総本山境内>

 この度、平成25年(2013年)の開教百周年に向けて、総本山境内龍王殿跡地に、大乗教が過去・現在・未来の三世に亘って正法の唯一の担い手たるを証す「釈尊御聖火堂」の建立を発願いたしました。

 平成19年、教団から百余名が渡印して臨んだ印度大仏開眼20周年の折、教主釈尊の御聖地すなわちルンビニ、ブッダガヤ、サルナート、クシナガラ、霊鷲山、竹林精舎、ヴァイシャリを巡拝し太陽光をもって採火された聖火と、教団西天開教のシンボルである印度大仏の前で採火された聖火は合一され、釈尊御聖火と命名されました。そして平成20年、釈尊御聖火はブッダガヤの印度別院を出発し、インド、パキスタン、中国を経て日本に至る陸・海路約1万キロを渡り、無事総本山へ到達いたしました。釈尊御聖火奉迎の道程は、インドからガンダーラ、シルクロード、中国を経て日本に至る大乗仏教東漸の道と一致し、玄奘三蔵がインドからパミール高原を経て中国に帰還した求法の道に重なっており、教主釈尊と大乗教の縁(えにし)の深さを示しています。

 さらに現在教団では、教祖四大聖地を巡って御聖火を採火し、一つに合して教祖御聖火とする計画を推進しております。既に、平成21年7月28日(教祖降誕会)に教祖御生誕の聖地・笠松において採火された御聖火を聖仏舎利塔教祖殿に献じました。平成22年以降も教祖開覚の聖地・白川、救済の聖地・生の松原、御修行の聖地・臥龍山において順次採火して参ります。

 これら国内外における一連の御聖火採火と受持によって教団は、教主釈尊が霊鷲山においてお説きになられた法華経が、釈尊―安立行菩薩―安立行菩薩の再誕・末法の大導師教祖杉山辰子先生―大乗教という血脈(けちみゃく)によって正しく受け継がれていることを改めて示すと共に、教団が忠実に実行してきた教祖の御遺言とも言える「我閻浮提の太陽とならむ」の大誓願を、開教百周年を越えて次世代に伝えて参りたいと考えています。

 そこで開教百周年祭を迎えるにあたり、釈尊御聖火と教祖御聖火を合一し、教主釈尊、教祖杉山辰子先生そして教団百年の祈りの結晶として、「釈尊御聖火堂」に釈尊御聖火として安置し、本山参拝者に公開していく予定です。さらに、「釈尊御聖火堂」を囲繞する石灯籠には、本事業への御供養者御芳名を刻銘し、除夜祭などの本山行事においては釈尊御聖火を各灯篭に灯し、参拝者の心に妙法広宣流布への思いを伝えて参る予定です。

 皆様方におかれましては、この様な趣旨にご賛同の上、絶大なるご支援を賜りますようお願い申し上げます。

                            合掌

平成22年1月1日
大乗教管長 杉崎法涌